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モノトーンが引き立てる恐怖心。本格ホラーFPS『KINGDOM of the DEAD』をおすすめ!【電撃インディー#197】

電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Digital Bros Groupの新パブリッシャレーベル・HOOKより配信中のホラーFPS『KINGDOM of the DEAD(キングダム・オブ・ザ・デッド)』を紹介します。

本作は、モノトーンの手書き風のデザインで描かれるホラーゲームです。プレイヤーは、さまざまな武器を駆使して、街に巣食うゾンビやモンスターたちを討伐してきます。

インディーゲームながら、シューティングゲームとして十分なクオリティに加えて、独特のデザインや音楽により恐怖感も目を見張るものがある本作。お手軽に背筋が凍る恐ろしさを体験できます。

なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

白黒グラフィックで際立つ恐怖感

舞台は19世紀の北アメリカ東海岸。プレイヤーはエージェントとして死者の軍隊を倒す任務に向かいます。

戦場となるのは、屋敷や墓地、工場など“いかにも”なシチュエーションの場所ばかり。モノトーンの手書き風のデザインは、まるで古びたモノクロのビデオ映像を見ている気分を感じさせます。下手な3Dよりも、逆にこちらの方が視界も悪く、恐怖感が増している印象です。

デザインに加えて、本作の魅力を高めているのがBGMをはじめとする音の要素です。場所に応じて頻繁に変わるアップテンポなBGMがプレイヤーの焦燥感を高め、ゾンビたちのどこからか聞こえるうめき声が恐怖を掻き立てます。

プレイする際には、没入感を楽しむために、ぜひヘッドセットやイヤホンを利用することをオススメしたいです。

頭を狙い撃つ本格シューティング

シューティング要素は本格的で、ゾンビたちを1発で倒すには的確に頭を狙わなくてはなりません。

モノトーンが引き立てる恐怖心。本格ホラーFPS『KINGDOM of the DEAD』をおすすめ!【電撃インディー#197】

それだけでは難しめのシューティング止まりなのですが、本作では加えて敵のヒットボックスは詳細に定められており、それが面白い要素になっています。具体的に言うと、胴体の中でも両腕や足の判定があり、部位ごとに破壊が可能です。

それを利用して、武器を持っているゾンビの腕や足を破壊して動きを止められます。頭を正確に狙えない乱戦では、ひとまず狙いやすい胴体を狙って部位破壊を利用した攻略法も有効です。頭を狙うだけが戦略ではありません。

武器の種類もハンドガン、ショットガン、スナイパーライフル、ガトリングなど豊富。ゾンビとの距離や数に応じて、どのように戦うのかを瞬時に判断していきましょう。

うまくヘッドショットを決めると「スコンッ」という音と共にゾンビの首が綺麗に吹き飛びます。この音が爽快感抜群で癖になる要素。連続で頭を狙えたときの気持ち良さは堪りません。

簡単なゲームかと思いきや……?

ミッションには、ボスを倒すだけで良いモードから、道中で捕らわれた人々を全員救出するモードなどがあり、難易度ごとに異なる目標に挑戦可能です。

筆者は最初に一番簡単なイージーモードからプレイしたのですが、ゲームに慣れるのであれば丁度いいレベルという印象。

しかし、道中で拾える爆弾を使用すればボスが簡単に倒せてしまう、敵が出てこない場所が多いなど、低難易度では歯ごたえが無いと感じてしまう部分もありました。

そう思い、一つ上のハードモードに挑戦してみたのですが……ここで一気に難易度が上昇。ゾンビの数が目に見えて増え、扉の先での出待ちや背後からの強襲など、明らかに理不尽な要素が増えていました。

ホラーゲームと言えば、思わず声が出てしまう場面や、大量のゾンビに群がられてゲームオーバーという苦しい展開もお馴染みの要素。歯ごたえのあるプレイを楽しみたい方は、ぜひ難易度の高いミッションに挑戦してみましょう。

最初のイージーモードをプレイした段階では「少し物足りないかな?」という印象でしたが、ハードモードで鬼畜な襲われ方をされはじめたタイミングで、本作の本領が見えてきました。

一見ライトなホラーシューティングのように見えて、その裏には難しい難所に何度も挑戦する死にゲーの一面が隠されていたのです。

本作はホラーゲームらしい要素をしっかりと抑えており、シューティング要素も作り込まれていると感じました。さらに、絵と音で恐怖を煽る仕組みもあり、かなり満足度の高い作品です。

特にハード以上の難易度は凄まじく、やり込み要素も抜群。クリアするまで何度でも挑戦しているうちに、時間を忘れてプレイしてしまうことでしょう。ホラーゲーム好き、難易度の高いシューティングが好きな方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?