【連載:キーボード沼”という深い世界...

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【連載:キーボード沼”という深い世界(第一回)】こだわりだしたらキリがない! キーボード沼へのいざないをアナタに

キーボードには深い“沼“があるという

【連載:キーボード沼”という深い世界(第一回)】こだわりだしたらキリがない! キーボード沼へのいざないをアナタに

一度入ると抜け出せないという危険な“沼”。そんな沼がガジェット界にも存在しているのはご存じだろうか。カメラ沼、レンズ沼、マイク沼。どれも、好きが高じてハマってしまう、いわば凝り性の究極ともいえる状況を示している。【画像】エンジニアやライターの中では憧れのキーボードともいわれている「Happy Hacking Keyboard」そんなガジェット沼のひとつに「キーボード沼」というものがある。幸いというか、不幸というか、そんな沼にハマってしまった筆者が、キーボード沼の魅力と、その沼の深淵へとご案内しよう。・そもそも、キーボードとは今更ながらキーボードについて軽く説明しておこう。キーボードは文字や数値を入力する入力装置のことを示していて、PCはもちろん、スマートフォンやタブレットといったさまざまなデバイスで使用されるデバイスだ。普段何気なく使用しているスマートフォンに表示される文字入力画面も、大きく分類すればキーボードのひとつなのだ。キーボードといっても、その種類はさまざまで、テンキーを兼ねそろえたフルサイズのものから、テンキーを排除してコンパクト化を図ったテンキーレスサイズ(TKL)。日本人にはなじみ深い日本語配列に、海外ではメジャーなUS配列など、キーボードひとつとっても、種類は千差万別だ。サイズは、フルサイズを100%として、75%サイズ、60%サイズ、40%サイズといったキーのサイズに合わせた総称もあるほど、サイズの幅は大きい。ちなみにテンキーレスは80%。

沼に引き込まれた理由は“音“

・小気味よい打鍵音が沼へと誘う新しいキーボードを購入しようと考えた時、主に考えられる条件は下記の3つ。1.かっこいいとかかわいいとか見た目の「デザイン」2.入力のしやすさやボタン配置といった「機能面」3.予算に合った「価格」例えばゲーミングキーボード。LEDで光るかっこよさと、入力の早さという機能面を兼ねそろえたゲーマー御用達のキーボード。Razer(レイザー)や、SteelSeries(スティールシリーズ)、Logicool(ロジクール)など、さまざまなメーカーから発売されている。また、Realforce(リアルフォース)やHappy Hacking Keyboard(ハッピーハッキングキーボード)といった高級路線ブランドもキーボード界隈では有名だ。どちらも2万~3万円超えという強気な価格帯にも関わらず、不動の人気を誇る逸品。東プレが発売しているRealforce(リアルフォース)は、「静電容量無接点方式」と呼ばれる独自の機構が特徴のキーボード。見た目こそオーソドックスだが、快適な入力と耐久性で根強い人気を持っている。Happy Hacking Keyboardは通称HHKBとも呼ばれ、フリーランスで活動しているエンジニアやライターの中では憧れのキーボードともいわれている。と、ざっと紹介しただけでもごまんとあるキーボードの種類。デザインや機能面、価格というのはどれも大事な要素のひとつだが、筆者がキーボード沼にハマったきっかけは「打鍵音」だった。キーボードの打鍵音といえば、「カチャカチャカチャ」といったメカニックな音が主流の中、ある日なんともいえない小気味いい打鍵音に出会ってしまった。Stock & Moddedの「Anne Pro 2」。文字で表すならば「スココココ」というべきだろうか。機械のようで、どこか木のぬくもりすら感じる不思議な感覚。家にあるさまざまなキーボードを改めて叩いてみるが、なかなかこんな音は出せない……。「あの音を我が家でも出したいっ!」そんな気持ちから、自分にとって最良のキーボードを探す旅へ……。 次回は、キーボードに詰まったさらなる沼へと導くべく、キーボードをつかさどるキースイッチやキーキャップについてご紹介していこう。

井ノ川結希